蔓延するインフルエンザ

わたしもインフルエンザになったけど、職場ではスタッフも入所者もバッタバッタとインフルエンザで倒れている。
自分が体験したもんだから、入所者がインフルエンザになると本気で死ぬんでねえかと心配。あんなキツイのに体力無さそう。

けれども、熱にうかされた人のうわ言や行動はすごく面白い。どうしよう、心配してるのに笑っちゃう。子供でもせん妄状態あるもんね。

夜中にコール音があり部屋に行くと「I am a cat!!」って訴えてくるから「は?」というと「もっと大声出すぞ」て脅される。おずおずと逃げるわたし。

別の方。自分ではもう立てないと口で言えば早いものを、ベッド柵につかまって祈るように時を過ごしている。なんか悲しいことあった?怖い夢みた?おなかすいた?「ああ立てないのか」と気がつくのに結構時間かかる。では、抱っこ。

聴力のほとんど無い人が、大声で恐怖におののいた様子で「ぐるぐる回る音が聴こえるからちょっと(部屋に)来てください!!!」どんな音?ねこぢるうどん?

ねこぢるうどん 3 (BiNGO COMICS)

ねこぢるうどん 3 (BiNGO COMICS)

「孫が長崎の女とホタルに泊まって、、、」と涙を流している。ホタルてホテル?
ホタルじゃないやろ?ホテルやろ?と言うと、急に笑い出す。かわいいけど、杖で頭を叩くのはやめて〜。「バカ看護婦!バカ!」って痛いですから。なんだか看護婦になった気分になるけど、給料はそこまで貰えないの。

夜中、ホールに出てきてぐったりしている。「眠れんとね?」と頭を撫でると靴を片ッポ脱いで「これわたしの靴じゃない。。。ミキエと書いてありますとよ。」と悲しい告白。夜中に本人の靴を探すけど無い。ミキエは自分の靴がちゃんとある。探すけどない。もうしょうがないからそのミキエ靴をそっとベッドサイドに置いておいたら、朝はそれをしっかり履いてご飯を食べている。


病識がないから、普段どおりに行動しようとしているのは理解できるけど。認知症は天使。
夜勤疲れました。明けの日記ばっかりだけど。