まだ自分、焼きですもん

みんなバカだな、お盆にあれほど海や川で溺れといてまだ行くってんだから。
早朝から場所取りして、青島の海辺でバーベキュー。
もうね、アウトドアーマンとしての血が騒ぐわけですよ。
しかし、血が騒いだところで火のおこし方ひとつ知らない、まこて役せん女が炭だなんだと買い込んで行ったはいいが、最初から来ていたメンバーはみんなうら若き乙女でねえ、、
たまねぎひとつ切るのに、わぁわぁ言うわけですよ。

新品のバーベキューコンロの組み立てにオタオタして、乙女達が「わー、すごい」とかいちいちはやし立ててくれるんだけど「どこが?」と一向にこれあたしは気持ちが落ち込むばかり。ごめんよ、きっと頼りになる人が来たと思っただろうに。

あたしゃ自分を責めたね。この年まで、外で遊ぶなんてなことをあまりしなかった。
キャンプ前日に熱を出したり、虫や砂が体につくのがいやで結局車の中でひとりで寝たりしてた。暑いからいやだ、外で調理をするなんて全く想像がつかない。と。

コンロに炭を乗せたまではよかったけども、火のつけかたがわからない。
結局、おとなりのサーファー集団につけていただきました。
知らない男の人が、半裸だとどうか怖いよ。
竹富島では、いくら暑くても男性が上着を脱いでると注意されたりしてたな。

しかし、もう火がついたので安心。

飲み物も野菜もちゃんと準備してきてるのを見て「外で遊ぶのも大変だなあ」としみじみ思う。
前日にひとりで野菜を切ったり、あれも要るこれも要るといろいろ想像して段取りしたんだなぁ。
neoちゃんは、ほんとにえらかった。

肉祭りです。子供達がたくさん来ました。
もう可愛くて可愛くてたまらん。
中学生の元気な女の子がいて、ダウンタウンの古いコントは多分ほとんど知ってました。すごい。

肉の次は、魚介類を盛大に焼きました。
なぜかトングを常に持って「焼けたよ」「肉いる人〜」と世話するのが楽しいあたし。
ほんとに楽しかった。

夜は花火をしました。
花火の煙で喘息を出すから逃げてようかと思ってたけど、かわいい子供たちが「これしたい」なんて持ってくるとなんの迷いもなく「ようし、まかせろ」と炎の最前線にズウンと立って一番の大声で「あぶないっふせろっつ」などとはしゃぎ倒したわけです。

子供達がかわいすぎて、楽しすぎて幸せで胸がいっぱいになった。
帰ってきて、彼に電話して楽しかったことを話してるうちに何故か泣く。
「かわいかったー子供がほしいー」と泣く。
「好きだー、愛してるー」と泣く。
電話を切って泣きつかれたあたしは、車の中でそのまま寝てしまった。

母が「死んでるかと思った」と起こしに来てくれました。

忘れられない一日。neoちゃんありがとう。