竹富島であいましょう

meilo2004-07-21

たった3日の旅行て、今まで無い経験。いつも一週間以上だったもの。
帰ってきた時は、体臭まで変わっていたような気がするのに、
今回の石垣島は、日焼けしたことさえも気づかれないほどだった。
したんだけど、日焼け。
宮崎は大抵が黒いからね。

くもんが名古屋から、次の移住先を告げたのはいつだったろうか。
石垣島が何処かも知らないで、間抜けに話を聞いていた。
彼が、流浪の民よろしく憂いたっぷりな引越しの最中に話した時だかに、行こうと思ったのか、まゆみたんが行きたいと言い出してからか。

ちょっと深そうで浅い経緯がそれから少しあって、7/20には石垣島に立っていた。
「自分はいつかあの場所に居るんだろうな。と思ってたら、いつのまにかそこに立ってる。」と放蕩息子の友達が言ってたけど、本当にその通りだと思う。

福岡までの高速バスの中では、まゆみたんの膝枕で眠った。
飛行場で酔って、ビールでジーンズをびしょびしょに濡らしてしまった。
その間、くもんに連絡をとろうとするけれど、彼の携帯は料金を未払いらしく使用停止になっていた。大丈夫?

石垣着と同時に、連絡がとれる。前日の電話では「離島桟橋までバスでおいで」だったのだが、思いもかけず空港まで迎えに来てくれているらしい。
到着口を出たら、見たことあるような後姿。初めて会う、くもんだった。
でも実は、出てまず目に止まった人がいた。しゅうさんだった。いかつい体にベトナム笠かぶって、アロハ、サングラス、とあやしさ満点。血中置き引き犯度100。
そんなしゅうさんは、もちろんくもんのツレで、あたしたちを迎えに来てくれた、とてもいい人だった。ごめんよ、誤解して。しゅうさん。

太陽が肌に痛い。プロトピック軟膏の副作用と、飲酒効果で余計に熱い。

くもんのアトリエ兼自宅に車を置いて、すぐに離島桟橋へ徒歩で向かう。
道路わきには、ズラッと真っ赤なハイビスカス。熱い。
「ゆみこ、誕生日おめでとう」と背後から、一輪のハイビスカスを差し出すくもん。
笑っちゃうけど、絶妙なバランスで似合ってる感じにちょっとクラクラした。貰った花は、どっかにおっことしてすぐに無くしてしまった。
船に乗って、竹富島に向かう。海、海、海。真っ白な水しぶきが派手に船尾から上がり、ため息が吹き飛ぶ。(中座)