鬼瓦

夜勤明けに、饂飩屋へ一人で行く。鬼瓦―ルーツを尋ねて
「鬼瓦」てとこは、汚い。おいちゃんおばちゃん二人で仲良くやってる。
自家製の唐辛子がめっさがったカラい。生のままミキサーで砕いて種もアリアリで饂飩に混ぜよ。と!乱暴な饂飩を食わす数少ない店。

狭い店内で、おいちゃんは声がでっかい。
「こないだのテレビみちょったね?女の人が顔を修復するやつ!金がかかるっちゃねぇ」て、それ修復じゃなくて美容整形のことかぃ?
修復ちゃ修復だけども。

食べよるそばから、ざっくばらんにどんどん話しかけるおいちゃん。

「あー朝からいいことするって、ちょーきもちいいっ!」と意味不明なことを言うので、作り笑いだけで答える。すると即座においちゃんは「このね、ちょーきもちいいって言葉が言いたかっただけやとよ、へへ、流行語やっちゃろ?。。。残念!!!、、へへ。」

こういうときに浮かべる笑顔が苦笑というのか。と実感した。

外に繋がれている犬は雑種で「トト」という名前。
ひとなつこく大人しい犬で、なんぼでも撫でてよし。ということだが、なんと家の者や客以外の人間には、かみつく程吠えるんだそうな。
っ番犬!!!
ザ、番犬!

饂飩うまかった!犬はかわいい!おいちゃんは面白い!おばちゃんは淡々としてる!

私が車に乗るまで外についてきて、ドアを閉めるのも悪くなるほど話が終わらない!!!轢くどー!!!おいちゃん!
トトは、まだ撫でよとゴロゴロしてるし。みんな轢くど!!!
 
今日はこれを観ます

そして寝ます。むぐむぐ。